8月16日(日)の礼拝とみ言葉


説教:「知識の木と命の木」


Words今週のみ言葉(聖書朗読箇所)から

創世記4:7「もしお前が正しいのなら、顔を上げられるはずではないか。正しくないなら、罪は戸口で待ち伏せており、お前を求める。お前はそれを支配せねばならない。」
 始祖アダムとエバが禁断の木に手を伸ばした時から,人間は善と悪との区別がつけられる程の知識を備えるようになりました(3章5-7,22節)。しかしそれは,「神を知る」という肝心要の部分がぽっかりと抜けてしまった知識でした。次の世代にして,その欠陥が生みだすものの恐ろしさが次々と明らかになっていきます。

 創世記4:9「主はカインに言われた。『お前の弟アベルは、どこにいるのか。』カインは答えた。『知りません。わたしは弟の番人でしょうか。』」
 
自分の行為が悪である事をカインは知っています。でも,止めることができません。何故でしょうか?理性がないからではありません。神の善意に信頼するということができないからです。あらゆる悪や罪の根本にあるのは,人の心に神が不在であること。人間の本質について,聖書の分析は恐ろしい程正確です。だからこそ聖書が伝える希望に私達はすがります。女(エバ),そしてセトの子孫に神様が託された救いの希望にです。


*聖書は特に断りがない限り、全て新共同訳聖書(©1987 日本聖書協会)から引用しています。
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