7月4日(日)の礼拝


説教:「信 仰(3)」


Words今週のみ言葉(聖書朗読箇所)から

2コリント12:9「すると主は、『わたしの恵みはあなたに十分である。力は弱さの中でこそ十分に発揮されるのだ』と言われました。だから、キリストの力がわたしの内に宿るように、むしろ大いに喜んで自分の弱さを誇りましょう。」
 聖書以外の世界においては決して理解し得ない事柄がいくつかあります。その一つが「弱さ」です。強いことよりも,弱いことの方が積極的に評価される世界。開き直りではありません。美辞麗句の類でもない。逆説的には違いありませんが,逆説で片づけてしまえるほど珍しいことではありません。むしろ私達の信仰を支える土台とさえすべきもの,それが聖書の言う「弱さ」です。

マルコ6:5-6a「そこでは、ごくわずかの病人に手を置いていやされただけで、そのほかは何も奇跡を行うことがおできにならなかった。そして、人々の不信仰に驚かれた。」
 その弱さを,イエス様のご生涯のうちに見ることができます。神様なのに弱い部分も持っておられたという意味ではありません。全能の神でありながら,私達人間の弱さを完全に身にまとわれた方,それがイエス・キリストです。そこに,聖書が伝えるメッセージの核心があります。私達が遭遇するあらゆる情報の中で,もっとも驚くべきメッセージです。


*聖書は特に断りがない限り、全て新共同訳聖書(©1987 日本聖書協会)から引用しています。
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