7月18日(日)の礼拝


説教:「主のまこと」


Words今週のみ言葉(聖書朗読箇所)から

マルコ6:34「イエスは舟から上がり、大勢の群衆を見て、飼い主のいない羊のような有様を深く憐れみ、いろいろと教え始められた。」
 インターネットを見ると,仕事をいかに効率よく,また賢くこなしていくかについて書かれた記事を毎日のように見かけます。もしイエス様がビジネス・パーソンであったとしたら,それこそ効率的かつ生産的に仕事を進めていかれたことでしょう。同僚や部下への配慮も欠かさなかったに違いありません。福音書のあちこちでイエス様のそんな一面を垣間見ることができるのですが,しかしそれ以上に印象的なのは,主の憐れみ深さです。ご計画よりも目の前の人々を大切にされる。そんな姿に驚きさえ感じます。

詩編89:2(89:1)「主の慈しみをとこしえにわたしは歌います。わたしの口は代々にあなたのまことを告げ知らせます。」
 今回のテーマは「主のまこと」です。普段,「まこと」という言葉を使うことはあまりありませんが,「誠実」という言葉は良く使われると思います。詩編89編の「まこと」とは,まさに「誠実さ」という意味です。「誠実さ」にはへりくだりのニュアンスが感じられるせいか,「神様の誠実さ」という言い方はせず,「まこと」あるいは「真実」という表現を日本語訳聖書は使っています。


*聖書は特に断りがない限り、全て新共同訳聖書(©1987 日本聖書協会)から引用しています。
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