説教:「信 仰(2)」
Words:今週のみ言葉(聖書朗読箇所)から
◆詩編130:4「しかし、赦しはあなたのもとにあり、人はあなたを畏れ敬うのです。」
人間にとって最も深刻な問題は何でしょうか?聖書は明確な答えを出しています。それは罪です。では聖書が伝えようとしているメッセージの中心も罪かというと,そうではありません。それは神様です。その神様は罪を憎まれるお方ではありますが,それ以上に赦しと慈しみの神様であることに驚かされます。イエス・キリストこそは,その神様です。
◆マルコ5:25-6「さて、ここに十二年間も出血の止まらない女がいた。多くの医者にかかって、ひどく苦しめられ、全財産を使い果たしても何の役にも立たず、ますます悪くなるだけであった。」
深刻な病は人を孤独にします。病が深刻であればあるほど,またその病による苦しみが強ければ強いほど,そうです。何故病気は人を孤独にさせるのか?周りの人には決してわからない苦しみを病気はもたらすからです。周りの人はその人を慰めようとするでしょう。しかし孤独感は深まるばかり――今日の聖書個所には,深い淵の底で苦しみ続けた女性が登場します。
*聖書は特に断りがない限り、全て新共同訳聖書(©1987 日本聖書協会)から引用しています。
