説教:「信 仰」
Words:今週のみ言葉(聖書朗読箇所)から
◆詩編116:10「わたしは信じる.。『激しい苦しみに襲われている』と言うときも。」
(6月6日付Wordsを修正して再掲)泣きたくなる程悪い事ばかり続く時,もがき苦しみながら私達は思う。「神様がいらっしゃるのなら,何故?」――信仰が始まるのは,実はここからです。たとえ助かる見込みがないように見えても,ひたすら神様についていく。聖書に出てくる「信仰」という言葉には「信頼」という意味があり,また「最後の最後まで誠実を尽くす」という意味があります。「ある情報が正しいことを信じる」という意味は,信仰のうちの一部に過ぎません。
◆マルコ4:40「イエスは言われた。『なぜ怖がるのか。まだ信じないのか。』」
信仰,信じるという言葉は,大変不思議な言葉で,使い方によって様々な意味を相手に伝えることができます。えっ?どんな意味を持っているの?「信仰」っていったら,それは信仰のことであり,「信じる」って言ったら,それは結局信じるってことじゃないの,と思われる方がいらっしゃるかも知れませんが,そうではないことは先の詩編116編の所で書いた通りです。今日は,イエス様の言葉「まだ信じないのか」の意味について,ご一緒に考えましょう。
*聖書は特に断りがない限り、全て新共同訳聖書(©1987 日本聖書協会)から引用しています。
