奨励:「わたしが命のパンである」
Words:今週のみ言葉(聖書朗読箇所)から
◆出エジプト16:3「イスラエルの人々は彼らに言った。『我々はエジプトの国で、主の手にかかって、死んだ方がましだった。あのときは肉のたくさん入った鍋の前に座り、パンを腹いっぱい食べられたのに。あなたたちは我々をこの荒れ野に連れ出し、この全会衆を飢え死にさせようとしている。』」
イスラエルとは,出エジプトの救いを通して神様のもとに呼び出された民。クリスチャンとは,十字架の救いを通してイエス様のもとに呼び出された民です。ユダヤ人であるイエス様が救いについて述べられるとき,そのみ言葉のそこかしこに出エジプトの故事が色濃く反映されています。今日の奨励の聖書個所であるヨハネ福音書6章で,人々とやり取りされている問答もそうです。
◆ヨハネ6:34-5「そこで、彼らが、『主よ、そのパンをいつもわたしたちにください』と言うと、イエスは言われた。『わたしが命のパンである。…』」
「その水を下さい」とサマリアの女性は叫ぶように求めました。イエス様が下さるその水を飲めば,渇くことがなくなると聞いたからです。「そのパンを私に下さい」と人は皆,心の中で叫び求めています。埋めたくても決して埋めることができない空洞が自分のうちにあるのを,感じずにはいられないからです。
*聖書は特に断りがない限り、全て新共同訳聖書(©1987 日本聖書協会)から引用しています。
