10月3日(日)の礼拝


説教:「聞く,受け入れる,実を結ぶ」


Words今週のみ言葉(聖書朗読箇所)から

マルコ4:3「よく聞きなさい。種を蒔く人が種蒔きに出て行った。」
 新共同訳聖書は「種を蒔く人のたとえ」という小見出しをつけています。小見出しがついていない口語訳や新改訳聖書を使っている人でも,「種を蒔く人」と聞けばまずこの箇所を思い浮かべることでしょう。小見出しは,聖書箇所を探したり,前後に何が書かれているかを把握するのにいい目印となります。しかし小見出しがその箇所の主題といつも一致しているとは限りません。例えばこの箇所,たとえ話が私たちに伝えようとしているのは「種蒔く人」のことではありません。「聞く」とはどういうことなのか,それが主題です。

マルコ4:23, 24「聞く耳のある者は聞きなさい。…何を聞いているかに注意しなさい。あなたがたは自分の量る秤で量り与えられ…」
 「種を蒔く人のたとえ」の主題が「聞くこと」にあることがわかると,21節以降のたとえ話も,「種蒔く人」のたとえの続きであることがはっきりします。最終的な結論もここにあります。「聞く耳ある」人とは誰でしょうか。聞いて,受け入れ,実を結ぶ人です。私達は「何を聞いている」のでしょうか?聖書のみ言葉の寄せ集めではありません。私達は一つのメッセージ,十字架で命を捧げて下さった神イエス様の福音を聞いているのです。いつもそのことに注意して聞き続けましょう。


*聖書は特に断りがない限り、全て新共同訳聖書(©1987 日本聖書協会)から引用しています。

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