説教:「悲しみの人」
Words:今週のみ言葉(聖書朗読箇所)から
◆イザヤ61:1「主はわたしに油を注ぎ、主なる神の霊がわたしをとらえた。わたしを遣わして貧しい人に良い知らせを伝えさせるために。打ち砕かれた心を包み、捕らわれ人には自由を、つながれている人には解放を告知させるために。」
イザヤ書61章1-2節は,イエス様がユダヤ会堂で朗読されたみ言葉として知られています(ルカ4:18-19)。朗読の後「この聖書の言葉は,今日,あなたがたが耳にしたとき,実現した」とおっしゃられました。イエス様ご自身が預言の成就であることを示されてのことですが,それだけではありません。時空を超えた力を持つみ言葉が,今日それを耳にする私達にも働き,「良い知らせの告知」を実現し続けているのです。
◆マタイ5:4「悲しむ人々は、幸いである、その人たちは慰められる。」
今日,それを聞いているあなたにも,イエス様のみ言葉は働きます。悲しむ人,あなたの側にはいないでしょうか。もしかするとあなたご自身のことかも知れません。聖書には,私たち読者に直接関わり合いのある事柄が書かれています。私たち一人一人へのメッセージであるからこそ,それらのみ言葉がそこに記されているのです。
*聖書は特に断りがない限り、全て新共同訳聖書(©1987 日本聖書協会)から引用しています。
