説教:「さあ,来て,朝の食事をしなさい」
Words:今週のみ言葉(聖書朗読箇所)から
◆詩編111:1-2 「ハレルヤ。わたしは心を尽くして主に感謝をささげる。…会衆の中で。主の御業は大きく、それを愛する人は皆、それを尋ね求める。」
私たちの礼拝は「ささげる」礼拝(1節)であるだけでなく,「尋ね求める」礼拝(2節)でもあります。何を尋ね求めているのでしょうか。主の御業とみ言葉(命令)をです。そしてそれこそは知恵を得ることであると詩編は語っています(10節)。人は,善悪の知識を得るのと引き換えに,肝心かなめの知識――神を知ること――を失いました(創世記3章)。それらを私たちが取り戻す上でなくてはならないもの,それが礼拝です。
◆ヨハネ福音書21:12a「イエスは、『さあ、来て、朝の食事をしなさい』と言われた。」
実際にその場にいた人(すなわちヨハネ)だからこそ書ける,湖畔で主と共に囲んだ朝食のエピソード。ゆっくり読んでいると,私たちが毎日経験しているさりげない日常の中にも復活のイエス様がそばに静かに近づいてこられているのではないか,そんな思いを起こさずにはいられない,実に印象的な場面です。味読しましょう。
*聖書は特に断りがない限り、全て新共同訳聖書(©1987 日本聖書協会)から引用してい
