説教:「祈り」
Words:今週のみ言葉(聖書朗読箇所)から
◆マルコ1:17 「イエスは、『わたしについて来なさい。人間をとる漁師にしよう』と言われた。」
預言者に与えられる言葉や幻,あるいは奇跡的な出来事等を通して,神様がご自身の存在を私達に知らされることがあります。私達からすれば,それはいつも意表をつくタイミングで起こります。人間の都合や思惑,予想などには全く縛られることなく神様は突然ご自身を現されるのです。イエス様が漁師達に近づき,呼びかけられた時もそうです。そのタイミングの唐突さと,呼びかけの内容のラジカルさの間のギャップには驚かされるばかりです。しかし,それが神様のなさり方です。
◆詩編62:2(新改訳は62:1)「わたしの魂は沈黙して、ただ神に向かう。神にわたしの救いはある。」
詩編から私たちは祈りを学びます。私たちが日々必要とするものが二つあります。一つは聖書、もう一つは祈りです。聖書は私たちの食べ物、祈りは私たちの呼吸であると言います。とすれば、詩編から私たちはまさに呼吸すること、命を保ち続けるために最も大切なことを学んでいるということになります。
*聖書は特に断りがない限り、全て新共同訳聖書(©1987 日本聖書協会)から引用してい
