説教:「溢れるほどに」
Words:今週のみ言葉(聖書朗読箇所)から
◆イザヤ62:1「シオンのために、わたしは決して口を閉ざさず、エルサレムのために、わたしは決して黙さない。彼女の正しさが光と輝き出で、彼女の救いが松明のように燃え上がるまで。」
預言者(文中の「わたし」)は何を語るのでしょうか?エルサレムに対する神様の愛と,やがてもたらされるであろう救い,そして祝福をです。何故黙することなく語り続けるのでしょうか?語られなければわからないからです。目に見える現実だけから神様の愛や祝福を悟るということが人にはできないのです。み言葉が必要です。休みなく聴き続けることが必要です。そしてそれを通して私たちは,全く違った目で現実を見ることができるようになります。
◆ヨハネ2:11「イエスは、この最初のしるしをガリラヤのカナで行って、その栄光を現された。それで、弟子たちはイエスを信じた。」
大量の水を良質のワインに変えられたこのエピソードを,記者ヨハネが「栄光を現された」と記しているのは何故でしょうか?奇跡には違いありません。でも「栄光」という言葉を使うのは大げさすぎるような…。その秘密は,母マリアと主との間に交わされたさりげない会話の内に隠されているのでした。
*聖書は特に断りがない限り、全て新共同訳聖書(©1987 日本聖書協会)から引用しています。
